おはようございます。
『ドラゴンボール』『Dr.スランプ』などの名作を生み出した、鳥山明氏の訃報は世界中に衝撃を与えたました。
68歳で急逝するとはあまりにも早い。
アンパンマンの作者やなせたかし氏は94歳まで現役を貫いたが、鳥山氏にもまだまだ新たな作品を生み出してほしいと感じるファンは多かったはずです。
鳥山氏は3月4日、読切作品『SAND LAND』プロジェクト発表会を開いたばかり。
ほかにも今秋には完全新作アニメシリーズ『ドラゴンボールDAIMA(ダイマ)』の公開予定が発表されていました。
ドラゴンボールなど以外にもドラゴンクエストシリーズのキャラクターデザインも有名で、‘21年にはドラクエの音楽を手掛ける作曲家・すぎやまこういち氏も亡くなっているため、SNSなどでは
《今後のドラクエの新作どうなるのだろうか》
と心配する声も上がっている。
鳥山氏は表舞台に出てくることはほとんどなく、顔を見たことがないという人がほとんどだが、‘83年には『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に出演している。
この前年に結婚し、さらに長者番付1位だったと紹介されている。
『ドラゴンボール』の連載は‘84年からスタートなので、孫悟空の誕生以前、すでに『Dr.スランプ』アラレちゃんだけで“巨万の富”を手にしていたことがわかる。
「表舞台に出てこないからこそ、“ケタ違い”の都市伝説が広まってしまった。
例えば、鳥山先生は出身地である愛知県にバードスタジオを構えており、当時は原稿を東京まで航空便で送っていたそうです。
しかし、締め切りに追われ空港まで原稿を届けるのが大変なため、鳥山先生が東京への移住も考えていたと。
すると超高額納税者の転出を阻止しようと、地元自治体が鳥山先生の家の前から空港まで一直線の道路である“鳥山ロード”を作ったという都市伝説が語り継がれていました」(テレビ局関係者)
この都市伝説について、親交が深い漫画家の桂正和氏が真相を答えている。
桂氏もドラゴンボール全盛期に少年ジャンプで『電影少女』を連載していたが、愛知県にいる鳥山氏に頻繁に電話して“仕事の邪魔”をしていた、というほど仲が良かったようだ。
‘22年11月にYouTubeで配信された「初耳会談」に桂氏が出演した際に“鳥山ロード”の真相を質問されると
「あんなもん嘘に決まってるじゃないですか! 住みにくいし」
とあっさり都市伝説を否定。
実際には徹夜明けでフラフラになりながらも、鳥山氏自身が車を運転して空港まで原稿を届けていたという。
その他にも集英社が鳥山氏を囲い込むため、“鳥山アイランド”という島で仕事をさせていたというような都市伝説もあるが、それもデマだと語った。
“伝説の漫画家”だからこそつきまとう、ケタ違いな都市伝説の数々。まさに世界中から愛された“天才・鳥山明”だからこそのエピソードかもしれない……合掌。